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土星 その3

   

土星には、ローマ神話の農耕神サトゥルヌス(サートゥルヌス)、ギリシャ神話ではクロノスが当てはめられています。
……実はギリシャ神話では「クロノス」という神様がふたりいます。

ひとりはローマ神話と同じく農耕の神であるクロノス、ギリシャ語では「Κρόνος」。
ひとりは時間を司る神であるクロノス、ギリシャ語では「Χρόνος」。
これは全く別の神様なのですが、かなり似た発音だったために歴史のどこかで両方とも土星の神という扱いになったそうです。

元々農作物は作るのに時間がかかるものですから、そういう意味では遅い・時間がかかるといった意味合いが付加されても全く問題はなかったのかもしれません。
一応、私個人としては「時間の神様じゃなくて農耕神なんだ!」と認識しています。

さらにサトゥルヌスは英語ではサターンです。
悪魔である「サタン」に発音が近いのもあり、どうしても怖いイメージがつきまとってしまいます。
しかし、これもまた別物です。サタンではなく、サターン。別です。

とはいえ、サトゥルヌスで検索するとわかるのですが、真っ先に出てくるのが
「我が子を喰らうサトゥルヌス」という絵画でもあり、
神話でも父親である天空神ウラノスを討伐した挙げ句「我が子に殺されるであろう」と預言され、それに怯えて我が子を飲み込んでしまう話がありますから、怖いイメージがつきまとうのももっともです。
(討伐したのは母親である大地の女神ガイアからの命令なのですけどね……)

さらに言えば「サタン」の元になったのは牧神パーンという説もあります。
ピンと来た方は星座の神話がお好きな方ですね。そうです。山羊座の神話に出てくるのが牧神パーン。
そんな山羊サインの支配星が土星、サターンですから……
サタンとサターンを混同してしまう気持ちも、わからないでもありません。

でも、基本的には「農耕神」です。土の神様であり、農業を人間に教えた神様です。
また規律、ルールというものを人間に教えたという説もあります。

誤解を産みやすかったり混乱しやすいのも、ある意味では土星らしいのかな……とも思います。
「誤解する奴はしておけばいいさ」的な哀愁を感じる惑星です。

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