星のうた Planets sing for You.

伝統的占星術、タロットカード、姓名判断、名刺、好きなことを仕事にすること、生きる意味を知ること。

土星 その5

   

前の記事ではいろいろな文献にあった象意を並べましたが、この記事では私の個人的イメージを書きつづろうと思います。
完全に個人的な世界観ですので、一般論とは異なることもあります。ご容赦ください。

土星のことを考える時、何となく卵を連想します。正確に言えば卵の殻ですね。
その中にひとつの世界がすっぽり入っています。その世界とは、ある意味タロットカードの「世界」と同じようなものです。

タロットカードの「世界」は、対応惑星が土星と言われていますね。
あの明るく全てを手に入れたようなカードが、土星であることにしっくり来ない方もいるのでは、と思います。私も最初はそうでした。

卵の中には、中にいる人にそれなりに必要なものが全部詰まっています。これでひとつの世界を構築してます。
逆に言えば、殻の外のものごととは何一つ接点がありません。
外に何かがあるような気はするけれど、中の世界はひとつの完成形なので、それでとりあえず満足しています。
手に届くか届かないかのギリギリの所に、とりあえず生きていくための全てが揃っています。

不平や不満はあっても、それをどうしたらいいのかとまでは考えません。
外の世界にもしかしたら便利なものがあるかも知れませんが、それを調べるだけのために殻を割るのがまず億劫です。そもそも、殻を割ったら外から何がやってくるかわかりません。未知の病気、危険な生物、隕石などが来るかも知れません。そんな自らの想像を理由に、割りません。
今でもとりあえずは生きていけるのだから。

殻は、中の世界を守ります。でも、殻だって「物質」です。老朽化します。
もし中の生き物が大きくなれば、ひよこが産まれるように割れます。
老朽化しなくても、誰か別の未知なる何かによって、割れることがあります。

いつか割れるものを割れないと盲信し、守られていることを忘れ、不満という物質で中の世界がいつしか肥大化します。
その殻にヒビが入ります。

殻のヒビを必死で塞ごうとする人、泣き叫ぶ人、世界は終わったと言う人。
その中に、何人かいっそ外を探索しようとする人が出てきます。
新しいステージを構築しようとする人がいます。
どうせ古いモノは壊れたんだから、もっといいモノを作ろうとする人がいます。
その人たちは、実は殻の外にもっと広い「世界」があったことに気付きます。

卵の外に、もっともっと大きな卵がありました。
という、妄想モノガタリです。下手な話ですみません。^^;


土星は、確かに悲観的・怠惰・制限の象徴です。
でも、試練を乗り越えてそれでも行こう、自分たちの力で限界を突破しようという人たちには、ものすごく力を与えてくれる、新しい世界を与えてくれる……そんな星だと思っています。

現実的でとても手厳しい、怒るとめちゃくちゃ怖い。頑固だし、こっちの話は聞いちゃいない。
けれど、実はその大きな背中でたくさんの外部の心ない攻撃を受け止め、それを家族には一切見せずにいた祖父。子どもや孫たちの成長を他の何よりも楽しみにしてくれていた祖父。
そんなイメージを、私は土星に抱き続けています。

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